「2012」 ちょっとだけエメリッヒ監督disが入ります。ファンの方注意。 マヤ文明の暦が2012年の12月で終わっていることから 来年終末説というのがあるらしい。 それを元に作られたパニックムービーです。 何人かの人物とその家族のドラマが描かれる。 お金持ち用の箱舟の乗船料、1人1千億円也。 あと名画とかは当然ながら運び出されます。 年老いた父親とその息子のドラマとか、 老人同士の友情とか、離婚した夫とその妻子のドラマとか、 一応あるにはあるのですが、いかんせん類型的で、 メインは地球の大破壊映像にあると思われます。 エ メ リ ッ ヒ だ も の 。 全部ぶっ壊れろーアハハハ! ビルも人もゴミのようだー!むしろゴミだー! という気持を味わいたい人向け。 爆発の規模も破壊の規模も桁外れです。 地面が溶けてひび割れる地帯から、ぎりぎりで発進した乗り物が 何とか逃げ切るというシーンが3回もある。 何か分からんが監督のロマンなのだろう。 あと関係ないが反対を押し切って日本女性と結婚して 父親と疎遠になってしまった男性が登場するのですが、 お約束ながら日本人の妻はどう見ても日本人じゃなかった。 エメリッヒの映画は、いっそないほうがいいくらい 薄っぺらい人間ドラマが好きになれなかったのですが、 もしかして彼の映画は「世界爆発しろ!!」 という強い感情で出来ていて、 ドラマ部分は一応付けときましたというオマケなのかもしれない。 この映画で初めて気付きました。 2011.01.18 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |