「グリーン・ホーネット」 言っておきますが恐ろしい萌え映画。 腐女子同士が休日に見に行くのに最適です。 (帰りには合同誌の相談をしていると思います) もちろん男性2人でもカップルでも楽しめます。 一般の人がドン引きしない程度にブッ飛んでいるヒーローもの。 大きな新聞社を父から引き継いだ主人公はふとしたきっかけで 使用人のカトーと共に 町の悪人どもを処罰する覆面処刑人となるのだが… というお話です。ともかくカトー凄い。 アジアンのすべての属性を搭載されたスーパーアジア人。 機械に強くて何でも自作して手先が器用で 作った道具は異常な耐久性を誇り、 頭がよくてカンフー使いで忍耐強くて料理上手で 絵も上手でピアノの腕もプロ並み。 (中の人がピアノ、ヴァイオリン、 ギター、琴、三味線を弾ける) 対する相棒の社長はものすんごいアホ。 AHOと書いて字が3Dになるくらいアホ。 カトーのやることなすことにひたすら感心しまくり。 「クールだ!」「ワオ!」「お前はスゲー!」「チャーミングだ」←? 私達アジア人は気分いいけど、 アメリカ人、これでいいの…?本当にいいの?と聞きたくなった。 まあでも社長、素直でいいやつで、手放しでカトーを褒めるので カトーも内心嬉しくてずるずると巻き込まれるのですが。 アグレッシブなのび太と、 相思相愛のドラえもんのスイートな映画だよ! 内容ばれ(BL話あり注意) ところで後半ずっと2人の痴話喧嘩だった訳でありますが…。 宣伝では美人秘書をめぐって仲違いする2人…とか書いてましたが あれ、実際は社長は明らかに美人秘書に嫉妬してる演出でしたよね…。 ていうか怒って美人秘書を首にしちゃったし…。 そして巻き込まれてブチ切れた美人秘書、 「私とカトーはキスしてないわ! あ ん た た ち は し て る か も し れ な い け ど 私はしてない!」 と怒鳴った……私が字幕を読み間違えたのでなければ。 ……他、社長&カトーのゲイねたが3つほどあったネ。 喧嘩したカトーが「俺の事はクドかないんだな!」って言った時は どっちの意味だ!?って一瞬ドキドキした。 (カトー、社長より5歳くらい若いのかな?と思ったら、 社長がカトーより5歳くらい若かった。 東洋人は若く見えるけど、社長はちょっとダイエットしなさい) (クリストフ・ヴァルツ氏は イングロリアス〜の怪演が嘘のような抑えた演技。 地味な己を悩むマフィアのボスという役柄に合わせておられるのかな?) ところでこれを撮ったのは本当にミシェル・ゴンドリー監督なのか? ハチクロの次回作がベルセルクだった、 くらいに作風が違うのですが芸達者だなあ! これを機に監督の仕事が適度に増えるといいな。 監督の作品の中でおすすめは「エターナル・サンシャイン」 あれ?ブリットはカトーの家の合鍵もってる…? って、あとで唐突に気付きました。 「ホァッ!?」って感じ。 思わずブルース・リーになる。 (夜中に叩き起こされて付き合ってあげるカトーは優しい) ブリットの口車が、なんかツボです。 「タマ蹴り職人カトー」とか 「俺がインディ、お前はショーティー! 俺がサイモン、お前はガーファンクル! 俺がスクービー!お前はドゥー!」とか… 自分でも訳分からなくなってるところがアホかわいい。 2011.02.13 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |