「ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島」 原作から良さげなエピソードをちょいちょいと頂いて、 テーマをうまいぐあいに付加して、 まずまずの大作ファンタジーアドベンチャーになってました。 びっくりしたのはエドマンドとルーシーの巨大化。 あっちのひとは成長早いわー。 私は実は原作のユースチスが大嫌いで、 続きが読めなくて1年くらい放置していたほどなのですが、 まさに本から抜け出たようないけ好かないユースチスでした。 さすがウィル・ポーターくん、 ラストの演技含め自分の仕事を分かってる。 今思えば、ルイス先生は 「進歩的な考え」の家庭や学校や大人がマジで嫌いで、 それを丹精込めて描写したんだなあ……って感じなのですが。 ちなみにBBCドラマ版ユースチスの写真を見ましたが 悪そうなデブでした。 それにしても「嫌ないとこ」って英国のあるあるネタなのか……。 ねたばれ ■エドマンド……その病気、まだ治ってなかったのか! ヘルペスのように体調が弱ると出てくんのか! ■リーピチープに成敗されてる人はよく見ると楽しそうだ。 ■ユースチスとリーピチープのオリジナルエピソードはどれもよかった。 デコボコ萌えコンビだった。その発想はなかったわ! ■私の3大泣かされるキャラクター。 「ピカチュウ」「チョッパー」「リーピチープ」←new ■緑の霧は、水中だと絶望的にバスクリンなので あの色だけは避けるべきだった。せめて日本版だけでも。 ■ディズニー映画は息をするようにあざといが、 20世紀フォックスはあざとさがややぎこちない、ような気がする。 ■ナルニアの卒業システムは 映画化を考慮に入れたルイス先生の親切設計としか思えない。 続編は興行成績次第と聞きます。 「銀のいすは地味だしなあ……」という意見は友人達と一致。 「馬と少年」はエンタティンメント的おもしろさはシリーズ随一だと思うのですが なにしろ他宗教への配慮のなさっぷりもシリーズ随一なので、ちょっとまずい。 「さいごの戦い」は映画化すべきではないと私は思う。 なので「魔術師のおい」を次回作としてそこで完結してはどうだろうと思うのです。 (あれの白い魔女がすごい好き。オチも好き) 2011.03.07 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |