「フィリップ、きみを愛してる!」 自分の性分を隠して良き夫、 有能なビジネスマンとして暮らしていたジム・キャリーは 大事故に遭ったのをきっかけに 本能のままゲイとして生きるようになる。 そして生来のIQの高さを生かして 詐欺に手を染めるようになった彼だが、 収監された監獄で、 繊細で優しいユアン・マクレガーに出会い、激しい恋に落ちる。 晴れて出所して一緒に暮らす2人だがしかし……という内容。 もちろんゲイ映画です。 WOWOWで作品内容紹介を読んだ時からマークしていたのですが、 「ユアンがゲイの囚人役を体当たりで演じている」 というような事が書かれており、 そっかー、女優さんだと「体当たりで演じる」は ヌードか濃厚なラブシーンだけど 男優さんの場合はゲイの役なんだ…ふふふ、変なのと思いました。 ところでそのユアンなのですが! あの自信なさげだけど人懐っこい、感じのいい笑顔、 繊細さ全開の話し方、口元に手をやる仕草、 どっからどう見てもゲイのひとで、ユアンさんというのは 姫川亜弓さんタイプの完璧主義者なのか?と思いました。 二人の交際の序盤が、豆字びっしりのお手紙で文通したり、 チョコをプレゼントしたりと女子高生みたいでかわいいの! でも二人っきりになれたら 即座に相手のズボンを脱がしにかかる(ユアンが) 男らしい恋愛になったりもします。 そうか、ゲイってお金がかかるんだ…とか ゲイってゴルフ嫌いなんだ…とかゲイ豆知識も増えます。 なんかこの話は実話らしい。 ジム・キャリーの演じた人は、本当に頭が良かったんだろうなあと思います。 ただし色々なシステムの綻びが見えるという才能だったため、 合法的な方向に生かせなかった。 (本物は終身刑で現在も服役中ですって) 2011.04.24 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |