「グラディエーター」 悲劇のすべては主人公マキシマスが格好良すぎたせいです。 好みの違いや男女の別なく、観終わった後で 7割くらいの人がマキシマスファンになったと思う。 寡黙で有能で強くて誠実で冷静沈着な彼は、 モテモテ魔性のカリスマ将軍だが、 彼本人は妻と子供と畑の以外には あまり興味がなかったという…そのあたりも悲劇。 圧倒的に不利な戦車戦をマキシマスの指示により 絶妙のフォーメーションで叩き潰していくところや、 鎖に繋がれたまま碌な装備も与えられず苦戦する場面などは、 思わずコロッセオの客状態となって 「負けるなマキシマス!やっちまえ!」と声を上げたくなりました。 映画館向きの映画です。 2000.08.27 映画本より 2011.07.04 再掲載 戻る |