「es」

ドイツの映画で、実際にあった心理学の実験を元にしたお話です。
20名足らずの人々がアルバイトで雇われ、
一定期間を看守役と囚人役に分かれて施設で過ごします。
しかし徐々にその役割が人格に影響を及ぼし……という内容。
こ、こ、こ、怖いんですよ。
集められたのは皆ふつうの人達なんで、それが怖いんです。
その一方で、 「地球史上最低最悪の生物の人間なんか
戦争か伝染病で一人残らず死滅してしまえ」
と星に願いそうになりました。

1.初デートで行ってはいけません。お付き合いはその日のうちに終了です。
2.1人で行ってはいけません。なるべくユニークな人と行きましょう。
3.精神状態の黒いときに行ってはいけません。貴方の身のためです。

実際の実験は、危険な兆候が出たのですぐに打ち切られたそうです。
見た結果としては
「(女性の場合)一時的に男性が憎くなる」
「人間が嫌になる」
「ドイツ人が怖くなる」
のどれかしかないと思います。
……ドイツ人。これを見た負の感情全部を
ドイツ人になすりつけてはいけませんかね。
一定人数内の抑止型の割合が少なすぎるよ!
フィクションとはいえ。直情的すぎるし!
そんでもって規格がデカイから
暴走されると怖いんだよ!(骨が太い太い。首の太さとか!)
少佐が格好良かったのが救いです。
終了後、座席の下にサイフとかハンカチとかがバラバラ落ちてました。
律儀なツレが落穂拾いのように集めて、係員に届けていました。
……みんなショックだったんだろうなぁ。
数年間映画館でアルバイトしてましたが、
あんなに沢山の物が落ちているのを見たのは初めてです。



2002.09.14 サイトにUP

2011.07.04 再掲載



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